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リアップ
「発毛剤リアップ」60ml/5,500円・120ml/9,500円(全て税抜) 「リアップ」は、大正製薬が開発...
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フィナステリド錠「ファイザー」は、AGA治療薬プロペシアのジェネリック医薬品で、成分や含有量、効能が同一の医薬品です。プロペシアの特許期間が終了後、最も早く承認された後発のフィナステリド製剤になります。
ジェネリック医薬品は、先発品ほど開発費用がかからないため、同様の効果がありながら、薬価は安く抑えられています。フィナステリド錠「ファイザー」も、ジェネリックのためプロペシアよりも安く処方を受けられる点がメリットです。
フィナステリド錠「ファイザー」は、丸型のフィルムコーティング錠で、プロペシアと非常によく似ています。プロペシアと同様に0.2mg錠と1mg錠があり、0.2mg錠は赤褐色、1mgはうすい赤色です。また、錠剤表面にはSUと0.2あるいは1、裏面にはファイザーのロゴが入っています。
フィナステリド錠「ファイザー」の包装は、プロペシアと同様1週間分が1シートになったPTP包装(28錠・140錠)と、90錠入りのボトルです。フィナステリド錠「ファイザー」の90錠入りのボトルは、他社のものよりもコンパクトにできており、そのまま持ち運ぶにも適しています。
フィナステリドには、脱毛の原因となる男性ホルモン、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成に関わる酵素5αリダクターゼを阻害するはたらきがあります。
DHTは毛乳頭の男性ホルモン受容体と結合すると脱毛を引き起こす物質です。DHTは、男性ホルモンテストステロンが5αリダクターゼという酵素の作用を受けることによって生成されます。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、Ⅰ型は皮脂腺に、Ⅱ型は生え際部分や頭頂部の毛乳頭に特に多いです。
フィナステリドはⅡ型の5αリダクターゼを阻害しDHTの生成を抑えるため、男性型脱毛症の進行を遅らせることが可能です。そのため、男性型脱毛症以外の脱毛症や、女性への適用はありません。
服用は1日1回1錠です。フィナステリドには0.2 mg錠と1mg錠がありますが、1mgのほうが効果が高く薬価の差もわずかのため、通常1mg錠が処方されます。肝機能に問題がある場合など、副作用リスクが高い場合には0.2mg錠が用いられるようです。ただし、AGA専門クリニックでも0.2mg錠は取扱いがない場合もあります。
副作用についてもプロペシアと同じです。フィナステリドの副作用には、性欲減退や勃起障害、肝機能障害などが報告されています。しかし、勃起障害の発現率は1%未満とごくわずかです。
フィナステリドは保険適用外の薬で決められた薬価はありません。処方クリニックにより価格は異なりますが、後発品であるフィナステリド錠「ファイザー」は先発品プロペシアよりもおおむね2~3割程度安くなります。
AGA改善薬は早くても効果があらわれるまで3か月かかり、効果を維持していくには服用の継続が必要です。また、保険適用外で高価な薬ですので、少しでも薬代を抑えたいという人に向いています。
プロペシアのジェネリックは、フィナステリド錠「ファイザー」以外にも複数の製薬会社から発売されています。ファイザー製のものは最初に発売されたうえ、先発品も開発する実績の高いメーカーであることから、AGA専門クリニックでの取扱いが多く入手が容易です。
フィナステリド錠の効果があらわれるまでには、早い人でも3か月、通常6か月がかかります。少なくともその間は継続服用が必要です。また、効果がみられた場合でも、継続を中止すると再び脱毛が進行します。
フィナステリドはジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑えることによって脱毛を改善できますが、直接的な発毛効果はありません。あくまでの脱毛の進行を抑えるのみとなっています。
したがって、発毛効果を期待するには、ミノキシジルの外用薬が必要です。そのため、AGA専門クリニックでは、より高い薄毛改善効果を求めるために、フィナステリドとミノキシジルの併用を推奨しています。
フィナステリド錠「ファイザー」はプロペシアと成分が同じジェネリック医薬品です。国内承認を得ているものですので、効果や安全性はプロペシアと同等でありながら、薬の費用を2割程度抑えることができます。
AGA改善薬は長期間服用しなければなりません。費用が気になるなら、ジェネリック医薬品のフィナステリド錠「ファイザー」を検討してみましょう。