リアップ・ミノキシジルなどの育毛剤、発毛情報をお届け!
ミノキシジル 2018/05/09
更新日:2019/03/08

ミノキシジル初心者の方向け!ミノタブの飲み方


ミノキシジル内服療法は、AGAクリニック等で行われてきましたが、日本皮膚科学会は、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」で、「ミノキシジルの内服は行うべきでない」と強く提言しました。
その理由は、ミノキシジル内服薬が日本で未認可、脱毛症に対する効果と安全性が明らかでない、重大な副作用の可能性があるからです。ミノキシジル内服療法の最新情報をふまえ、その特徴と注意点をご紹介します。

この記事の内容はこちら

ミノキシジルタブレット(ミノタブ)はどんな薬?飲み方とは

ミノキシジルとは?

ミノキシジルは、もともと高血圧を治療するための血管拡張薬として作られた薬です。今でも、海外では他の降圧薬で効果がない重症の高血圧患者に対して、最終的な薬として使用されます。ミノキシジルの発毛効果は、服用した患者の中でたまたま多毛の副作用が発見されたことがきっかけで、海外で一時期発毛剤として使われるようになりました。現在では、海外でも発毛目的で服用しないように注意喚起されています。
ミノキシジルは、髪の毛の元である毛乳頭細胞の増殖や毛母細胞の細胞死を抑制することなどで、抜け毛や薄毛が改善されると考えられていますが、医薬品であるため副作用が起こる可能性もあります。高血圧治療に使われる薬であるため、現在血圧に関する薬などを併用している人や、他に病気のある方は医師や薬剤師への相談が必要です。

ミノキシジルタブレット(ミノタブ)とは?

ミノキシジルにはリアップなどで有名な「外用薬」とミノタブに代表される「内服薬」があります。ミノキシジルの外用薬は、「抜け毛防止」と「発毛・育毛」に効果を発揮することが認められています。男性型脱毛症の治療(AGA治療)に使用され、頭頂部の薄毛はもとより、前頭部の生え際や・M字ハゲにも効果がある成分です。ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は、ミノキシジルを主成分とする内服薬で、海外では高血圧の治療薬として使用されていますが、日本では高血圧の治療薬としても認可されていません。

ミノキシジルタブレット(ミノタブ)はどこで買えるの?

「リアップ」の他、ミノキシジルが配合された外用薬は、ドラッグストアや通販サイトで購入できるのに対し、内服薬の「ミノタブ」は、市販されているものはありません。これは日本では国からの認可が下りていないためで、入手するにはAGA治療を行っている専門クリニックで医師からの診察を受け、処方をしてもらう必要があります。
一方で、最近では個人輸入で入手する方法もありますが、AGA治療に対する効果や安全に服用するための適切な用法・用量は明らかになっていません。そのため、ミノキシジルの内服を希望する方や、はじめて服用する際は必ずAGA治療専門のクリニックを受診してください。

関連記事:さまざまな発毛剤に使われている発毛成分ミノキシジルとは

ミノキシジルの作用機序について解説

「作用機序」という言葉を知っていますか?薬理学の用語になるので、あまり耳にした経験がない方も多いかもしれませんが、薬を服用したときに人間の体に対して効果を及ぼす仕組みやメカニズムを意味しています。では、ミノキシジルの作用機序はどのようなものなのでしょうか。
まず、髪の毛には髪の毛が生まれてから成長し、成長が止まって抜け落ちる「ヘアサイクル」があります。ヘアサイクルは大きく分けて3つの期間があり、髪の毛が生まれてから成長する期間である成長期は2年から6年程度、細胞分裂が減少し、成長が終わりに向かう退行期は2週間程度、成長が止まる休止期は3~4か月程度あります。薄毛や脱毛に悩む人はこのヘアサイクルが乱れているため、髪の毛が十分に成長せずに抜け落ちてしまいます。
ミノキシジルは、この成長期期間の短縮を改善することで、髪の毛が生え成長をしている期間が長くなり、退行期に移行しないため、発毛・育毛効果を発揮し、脱毛予防効果もあります。しかしそのメカニズムは明らかになっていない部分も多くあります。
ミノキシジルは、もともと血管拡張剤として開発された薬であり、血管が豊富な毛包や毛乳頭は毛組織血管の拡張によって血流改善効果が期待されるため、髪の毛の元となる毛母細胞に栄養が届き、毛母細胞の増殖や毛細胞の成長因子を分泌させる作用により、強く太い毛を作ることができると推測されます。
また、ミノキシジルは発毛に効果があるとされていますが、すでにある髪の毛を留まらせるという作用もあるようです。

関連記事:ミノキシジルの作用機序はどうなっている?

ミノキシジルの副作用を知って飲み方を知る

ミノキシジルは、外用薬、内服薬ともに、副作用が確認されています。ミノキシジルが医薬品であることから当然といえばそれまでですが、副作用を知らずに塗布・服薬することは危険なので気を付けたいところです。
代表的な副作用を下記に列記します。

【外用薬】

  • 頭皮の発疹・発赤、かゆみ・かぶれ・ふけ、使用部位の熱感等
  • 頭痛、気が遠くなる、めまい
  • 胸の痛み、心拍が速くなる
  • 原因のわからない急激な体重増加、むくみ
  • (発疹や発赤は塗布した頭皮以外にも現れることがあります。)

    【内服薬】

    海外の降圧薬としてのミノキシジル錠の添付文書に記載されている主な副作用として

  • むくみ・浮腫、心膜炎・心内膜炎
  • 多毛(体毛の長さ、太さ、色の変化)
  • 血小板減少、白血球減少、吐き気、悪心
  • 胸の痛み、心拍数増加
  • 発疹
  • ミノキシジルによる初期脱毛

    内服のミノタブにおいては、服用した方から初期脱毛が報告されていることがあり、心配する人も多いでしょう。 初期脱毛は、古い毛が抜け落ち、新しい毛が生まれる過程で起こる好転反応といわれています。 飲み始めて早い人であれば2週間程度で初期脱毛が起こり、徐々にその症状が治まってきます。個人差はあるものの、初期脱毛は2カ月ほどで終わるといわれています。ミノキシジルの発毛効果の結果といえますが、薄毛や脱毛の悩みを抱えている人にとってはストレスとなってしまうこともあるでしょう。焦って用量を減らしたり、途中でやめたりせずに処方されたAGAクリニックに相談し、正しく服用してください。ただし、初期脱毛やAGA以外が原因の可能性もあるので、使用開始後6ヵ月または6ヵ月以内であっても、脱毛状態の程度、生毛・軟毛の発生、硬毛の発生、抜け毛の程度に改善が見られない場合は、医師に相談しましょう。

    関連記事:ミノキシジルタブレットって初期脱毛が起こる?

    他の薬との併用禁忌について

    ミノキシジルの内服薬は、併用してはいけない薬や食品があります。海外の添付文書から紹介します。

    ・グアネチジン

    この薬は、交感神経遮断薬といって、血圧を下げる薬です。最近ではもっと良い薬が多く出ているため、あまり使われなくなりました。ミノキシジル自体は起立性低血圧を起こすことはないのですが、ミノキシジルの服用前からグアネチジンを服用していると、重篤な起立性低血圧を起こすことがわかっています。そのため、併用しない、またはグアネチジンがやめられない場合には、入院して医師の監督下でミノキシジルを服用するようにとなっています。

    ・塩分の減量、カリウムのサプリメント、塩の代替品

    ミノキシジルの服用中は、塩分の制限や減量をしなければいけません。カリウムや塩の代替品についても、水分を貯め込んでしまうため重篤なむくみになることがあるからです。

    ・フェニレフリン(フェニレフリンと同じ系統の交感神経(α受容体)刺劇薬含有風邪薬など)

    フェニレフリンは血管を収縮させて血圧を上昇させる働きがあります。鼻の血管も収縮するためうっ血を取り鼻づまりを改善する目的で、市販の風邪薬などに含まれていることがあります。同じ系統の薬品が含まれていないか、風邪薬を服用するときには、医師や薬剤師に相談してください。

    高血圧の薬を飲んでいる人は要注意

    ミノキシジルは本来高血圧を治療するための降圧薬です。しかも、他の降圧薬で効果がない方でさえ、上の血圧を20~90mmHgも下げるほど非常に強力な薬で、最終的に選択される薬です。海外でミノキシジルを内服する場合には、医師の監督のもとで、頻脈といって脈が速くなる副作用を防ぐためのβブロッカーという種類の降圧薬と、利尿剤を併用し、血圧をモニターしながら開始します。
    AGAクリニックでミノキシジルの内服薬を処方してもらう場合には、降圧薬を服用していることを必ず伝えてください。勝手に服用してしまうと、急激な血圧低下によって、めまいや起立性低血圧で倒れてしまったり、重篤な副作用が現れたりすることがあります。

    ミノキシジルタブレットの飲み方 最適な用量とは?

    さてそれではミノタブの飲み方、最適な用量とはどの程度のことをいうのでしょうか?脱毛症に対する有効性と安全性の臨床試験は行われていませんので、脱毛症に対する最適な用法・用量も定まっていません。通常、ミノタブはクリニックなどで医師の指導のもとで処方されます。そのときに、適切な用量を教えてもらいます。普通、1日1回の服用で摂取するミノキシジルの量は2.5~5mgといわれています。もちろん効果があまり出ないということであれば、1日に2回の服用で10mg程度に増やすこともありますが、必ず医師の指導に従ってください。自己判断で用量を増やすのは禁物です。

    先に挙げたように、副作用は考慮に入れるべきです。元は高血圧症の治療薬なので、血圧を下げる作用があります。多量のミノタブを摂取することで過度に血圧が下がるリスクや、顔や全身のむくみの他、安全性が明らかになっていないため、思いもよらぬ副作用の可能性があることを留意しておいてください。

    ミノキシジルタブレットの最適な飲み方とは(用法)

    ミノタブの用量とは?いつ飲むのが良いの?

    先ほども述べたように、脱毛症に対する有効性や安全性は明らかになっていないため、最適な用法も定められていません。一般的に、AGAクリニックなどでミノタブを開始するときの基本の用量は、2.5~5mgです。では、用法についてはどうでしょうか。飲む量はもちろん、飲み方も適切な方法を押さえておきたいものです。
    まず、飲む回数は、通常2.5~5mgの場合は、1日1回です。用量が増えた場合には2回に分けて飲む場合もあります。毎日継続して忘れないように飲むのが肝要です。2回に分けて忘れてしまうようなら、1日1回というように決めてしまい、習慣化することが大事です。タイミングは、食後に水で飲むのが良いでしょう。

    関連記事:ミノキシジルタブレットの正しい飲み方を徹底調査!

    お茶やコーヒーで飲んでも大丈夫?

    お茶やコーヒーに含まれるカフェインには、さまざまな作用があることがわかっています。例えば、中枢神経を刺激するため覚醒作用があります。また、血管に対する作用としては血圧を上昇させることがわかっています。カフェインを含む飲み物と一緒にミノキシジルを服用したときの研究はされていませんが、薬を飲む際はお茶やコーヒーで飲まない方が良いでしょう。

    お酒と一緒に飲んでも大丈夫?

    ミノキシジルはアルコールに良く溶けるため、お酒と一緒に飲むと吸収が良くなることが考えられます。また、一般的に降圧薬をお酒で飲むと、血圧が下がり過ぎることがわかっていますので、ミノキシジルもお酒で飲まないようにしてください。

    空腹時に飲んでも大丈夫?

    海外の添付文書には、ミノキシジルと食事の関係については触れられていません。また、1日1回服用する時間帯も記載されていません。そのため、空腹時に飲むことは差支えないと考えられます。ただ、飲み忘れないようにするためには、朝食後や夕食後など、自分のライフスタイルに合わせて飲む時間帯を決めておく方が良いでしょう。

    ミノタブを服用する際の注意点

    ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として使われていた医薬品であるため副作用が出る可能性もあります。ミノキシジルが多いほどその効果は強いですが、過剰に摂取するのは絶対にやめてください。髪が生えてこないからと自己判断や自己流で用量以上に服用するのは危険です。
    副作用が出たらすぐに薬を飲むのをやめ、AGA治療を行っているクリニックの医師に相談するようにしましょう。初心者は、飲み方や飲む量をしっかり守り、継続して服薬することで治療効果が出やすくなるのです。

    ミノキシジルタブレットを飲んではいけない人とは?

    ・未成年者

    壮年性脱毛症の治療に使用するわけですから、ミノキシジルの外用薬と同様、未成年者は服用してはいけません。

    ・65歳以上の高齢者

    海外の降圧薬としての臨床試験では65歳以上の方の人数が少なく、若い方との違いは明らかになっていません。腎臓や肝臓、心臓の機能が著しく低下している場合や、他にも病気がある場合、服用している薬などを考慮して、服用する場合には少ない量から始めるなど、他の薬と同様に注意が必要です。

    ・妊婦、妊娠の可能性のある女性、授乳中の女性

    安全性が確認されていないため、服用することはできません。

    ・褐色細胞腫

    副腎の病気で、重篤な高血圧や糖尿病、甲状腺機能亢進などの症状を伴うことが多いです。

    ・むくみのある人

    ミノキシジルは高血圧の方に使用する場合、利尿薬と頻脈を予防する薬を一緒に使用することになっています。単独で服用すると急激にむくみ、体重が増加します。もともとむくみのある方は、服用できない可能性があるので、医師に相談してください。

    ・その他、以下の持病のある方は、必ず医師に相談してください。

    心疾患、狭心症、腎臓病(または透析中)、喘息、片頭痛、てんかんまたはけいれん性の病気
    喘息やてんかんは、適切な薬の血中濃度を保つことによって発作が起こらないようにコントロールしています。ミノキシジルは水分を身体に溜める性質があるため、血中濃度が低下して発作が起こる可能性があると考えられます。また片頭痛は、頭の血管が広がることも発作が起こる原因のひとつです。ミノキシジルの血管拡張作用によって、片頭痛発作が引き起こされる可能性があると考えられます。

    ミノキシジルタブレットの価格相場

    長く続けることが大切なミノキシジルですが、気になるのはミノタブの価格ですよね。
    ミノタブは国内では市販されていないため、クリニックから処方してもらうことで入手できます。処方してもらった場合のミノキシジルタブレットの価格は1か月で約7,000~10,000円ほどです。

    その他、AGA治療のクリニックでは薬の処方代以外にも料金がかかります。
    クリニックを受診する場合には必ず初診料や再診料などの受診料がかかり、これは他の病院でも同じです。
    さらに、薬を処方する前に必ずカウンセリングを行うため、カウンセリング料がかかります。カウンセリングを無料にしているクリニックもありますが、一般的には数千円程度必要です。
    また、クリニックが近くにない場合には交通費もかかります。
    ミノキシジルタブレットは長期間服用することによって効果を発揮するため、継続的な通院が必要です。
    月々にかかる料金をあらかじめシュミレーションしたうえで長期的にどれくらい費用がかかるのか計算しておくと良いでしょう。

    クリニック以外では、ネット通販で輸入代行業者を通じて購入することも可能です。その場合のミノキシジルタブレットの価格は5mg100錠(50日分)で2,300円前後、10mg100錠(50日分)で3,200円前後が相場であるためクリニックより安く手に入れることができます。
    ミノキシジルの内服は、日本では認可されていないため脱毛症に対する効果も安全性も明らかになっていません。そのため、何らかの重大な副作用が起きたとしてもすべて副作用による救済制度の適応を受けることができません。副作用のある薬をクリニックでの受診経験がないにも関わらずいきなりネットで購入するのは非常に危険でおすすめすることができません。
    国内でミノキシジルタブレットを正しく入手するにはAGAクリニックの処方だけが唯一の方法になるという点を留意しておいてください。

    関連記事:ミノキシジルタブレットの価格相場っていくら?

    自己判断や自己流ではなく医師の処方を受けて飲み方を知る

    いかがでしたでしょうか。本記事では、「発毛・育毛」と「抜け毛防止」の効果が期待され、長くAGAクリニックなどで処方されてきたミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)を取り上げましたが、ミノキシジルの内服は、2018年日本皮膚科学会から脱毛症の治療に対して使用すべきではないと提言されました。医薬品であるミノキシジルには副作用も認められているため、ミノキシジルの内服を希望される方は、必ず服薬にあたっては医師の指導を受けるべきです。自己判断や自己流ではない服薬によって、AGAにおける薄毛を克服できるようにしたいものです。

    こちらの記事もおすすめ


    【AGA改善研究】ミノキシジルの基礎知識を学ぼう!vol.2 ≪ミノキシジルとフィナステリドの違いとは?

    ミノキシジル配合薬ホンネレビューvol.07【カークランド編】

    ミノキシジルの内服の効果と副作用は?気になるポイントを徹底解説