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ミノキシジル 2018/07/31

ミノキシジルの副作用や効果は?使用前に最低限知っておきたい8つのポイント


ミノキシジルは薄毛の改善に効果があるとされる成分で、発毛剤や内服薬に配合されています。ミノキシジルは薄毛にどのように作用するのでしょうか。ミノキシジルの使用で期待される効果や副作用など、ミノキシジルを含む製品を使用する前に知っておきたいポイントをまとめました。

ミノキシジルとは?

ミノキシジルは、もともと、高血圧の治療のための血管拡張薬として、1960年代にアメリカの製薬会社が開発した成分です。服用中の患者に薄毛の改善効果も見られたため、発毛・育毛剤にも使われるようになったのです。

ただし、ミノキシジルが配合された内服薬を服用すると、副作用の症状が現れるケースがありました。そのため、1980年代にアメリカで、頭皮に直接塗布する外用薬の育毛・発毛剤として販売され始めました。1999年には、日本でもミノキシジルが配合された発毛・育毛剤が、一般用医薬品として発売されています。

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ミノキシジルの発毛効果

健康な状態の場合、毛髪は2~6年の成長期の後、2~3週間の退行期で成長が止まり、3~4か月の休止期に新たな毛髪に押し出されたり、自然に抜け落ちたりして生え変わります。この流れをヘアサイクルといい、成長期の毛髪は全体の80~90%で、休止期の毛髪は10~20%です。しかし、成長期に毛包が十分に成長せず、新しい毛髪が生えて来なかったり、成長期が短くなってしまい、細い毛になってしまったりしているのが壮年性脱毛症の状態です。

ミノキシジルは、毛包の毛乳頭細胞や毛母細胞に直接作用して、働きを活発化させることで、ヘアサイクルを正常化させることで発毛を促す効果があるとされています。

ミノキシジルの部位別に発毛効果や効果が出るまでの期間、詳しい発毛の仕組みについてみていきます。

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前髪に対する効果

ミノキシジルは、前髪の薄毛に効果があると思われることがありますが、特定の部位の薄毛治療の成分ではありません。血管を拡張して血流を改善することで、毛母細胞の分裂を促して発毛を促進するメカニズムのため、頭皮全体への発毛効果が期待できます。「リアップ」のように塗布型の発毛剤は薄毛が気になる場所に直接塗ることができますが、ピンポイントで効果が期待できるものではない点に注意が必要です。前髪の薄毛の改善期待できると捉えましょう。

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生え際に対する効果

ミノキシジルが配合された発毛・育毛剤を使用するとき、前頭部の生え際やM字の薄毛に効果があるのか不安に感じる人は少なくないようです。薄毛の原因の一つは血行不良であり、ミノキシジルは血管を拡張して血流の流れをよくする効果があります。しかし、前頭部の生え際やM字になりやすい部分は、毛細血管が少ないため、効果が現れにくいのです。

また、AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンも原因の一つです。ジヒドロテストステロンは、5α-リダクターゼがテストロンと結びつくと生成されます。5α-リダクターゼが生え際に多く存在し、生え際の薄毛に影響していることも、ミノキシジルでは改善が見られにくい要因です。

生え際に対するミノキシジルの発毛効果を高めるためには、濃度の高い「リアップX5プラス」を使用する、医師の処方により内服薬を服用するといった方法が考えられます。

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ミノキシジルで発毛効果が出るまでの期間と時間は?

ミノキシジルの内服薬は日本では未承認ですが、AGA治療薬として処方する医療機関もあります。ミノキシジルの内服薬のミノキシジルタブレットを服用すると、数週間後にヘアサイクルを正常化する過程で、初期脱毛が起きるケースがあります。3週間で薄毛の改善が見られることもありますが、3か月で抜け毛が減少し、発毛の効果を実感できることが一般的です。

外用薬の場合は、大正製薬が「リアップX5プラス」の臨床試験データを公表しています。それによると、早い人では2か月で効果が実感できますが、多くの人が効果を感じるのは使用開始から4~6か月後です。外用薬は作用が緩やかなため、初期脱毛が起こりにくいことがメリットです。

ミノキシジルの内服薬も外服薬も、継続して使用を続けることで、太くて丈夫な毛髪が育っていきます。

関連記事:ミノキシジルの効果が出るまでの時間はどれぐらい?

ミノキシジルの作用機序と発毛の仕組み

作用機序とは、薬物が生体に効果を及ぼすメカニズムを指す言葉です。ミノキシジルの作用機序をまず、血管を広げて血圧を下げる作用から見ていきます。血流の流れがよくなることで、全身に栄養が行き渡りやすくなり、毛母細胞にも栄養が行き届くようになります。すると、毛母細胞は細胞分裂によって発毛が起こるため、毛母細胞に栄養が行き渡らずに、発毛しなくなっている状態が改善するのです。

また、ミノキシジルは、角化細胞や神経細胞をはじめ、毛母細胞の自然死を防ぐ作用があるとされています。毛母細胞が減少すると、成長期が終わって退行期に移行してしまいます。ミノキシジルによって毛母細胞の自然死が抑制されることで、毛母細胞の減少が緩やかになり、成長期を延ばす効果があるとされているのです。

さらに、毛包に直接作用して、毛包を大きく成長させる効果もあります。

関連記事:ミノキシジルの作用機序はどうなっている?

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルは発毛に効果があるとされている一方で、副作用が起こることもあります。副作用で多いのは、ミノキシジルが配合された発毛剤による頭のかゆみです。頭皮の血流がよくなることでかゆみが生じた場合と、ミノキシジルに肌が反応してかゆみが起こるケースがあります。ただし、発毛剤によるかゆみは、ミノキシジル以外の成分によるアレルギー反応というケースもみられます。

また、ミノキシジルタブレットを内服した場合には、低血圧になるなど、血圧に影響が生じることもあるので注意が必要です。このほかに、数は少ないですが、動悸や不整脈、むくみ、多毛症といった副作用が起こることもあるとされています。

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初期脱毛

ミノキシジルの使用によって抜け毛が起きると、心配になってしまうかもしれません。しかし、初期脱毛はヘアサイクルが正常化されて薄毛が改善していくのに必要な過程であり、効果が現れている証です。

ミノキシジルによって、ヘアサイクルの成長期を延ばして髪を成長させる効果や、休止期から成長期への移行を促す効果が期待できます。休止期から成長期へ移行する過程では、成長の止まった弱い毛は抜け落ちていくため、抜け毛が多くなったと感じるのです。

初期脱毛が起きるタイミングには個人差がありますが、使用開始から数週間から2か月程度が目安です。

関連記事:ミノキシジルを服用すると初期脱毛が起こるって本当?

ミノキシジルは女性でも使用ができるのか

女性の壮年性脱毛症にも、ミノキシジルによる発毛効果はあるとされています。ただし、ミノキシジルが配合された発毛剤には、含有率が1%のものと5%のものがあります。ミノキシジルの含有率が5%のものは、女性の使用による安全性が、日本では臨床実験によって確立されていません。

ミノキシジルの濃度が高い方が発毛効果が期待できますが、副作用のリスクを抑えるため、女性はミノキシジルの含有率が1%の発毛剤を使用しましょう。

関連記事:ミノキシジル配合の発毛剤って女性が使っていいの?

ミノキシジルの外用薬

ミノキシジルが配合された外用薬として、厚生労働省から壮年性脱毛症に対する治療効果が認められているのはリアップシリーズだけです。ドラッグストアでは、リアップシリーズ以外に、ミノキシジルが配合された塗り薬の選択肢はほぼありません。しかし、海外の製品に目を向けると、リアップシリーズよりもミノキシジルの含有率が高い発毛剤も市販されています。

海外で販売されている発毛・育毛剤を入手するには個人輸入という方法がありますが、副作用のリスクや偽物を購入してしまうリスクがあることを認識しておきましょう。

関連記事:ミノキシジル外用薬はリアップのほかになにがある?

リアップ

リアップシリーズには、厚生労働省から第一類医薬品として認められた、ミノキシジルが配合された発毛剤が5種類あります。ミノキシジルが1%配合されているのは、男性用の「リアップ」「リアッププラス」「リアップジェット」、女性用の「リアップジェンヌ」です。「リアッププラス」と「リアップジェット」の配合成分はほぼ同じで、「リアップジェット」は噴射剤が添加され、ジェット式エアゾールなのが特徴です。「リアップX5プラス」はミノキシジルが5%配合された製品になります。

海外のミノキシジル配合の発毛・育毛剤

アメリカのポラリス社が開発した「フォリックス」は、「ポラリス」の後継となる製品です。ミノキシジルの含有率は2%と5%のほか、7%や12%、15%、16%と高濃度のものも展開されています。含有率2%の製品は、男女兼用です。

「スペクトラル」もDSラボラトリーズ社というアメリカの企業による製品で、スポイトで塗布していくのが特徴です。ミノキシジルの含有率2%の製品は女性用、5%のものは男性用になります。
「アクタビス」は、ジェネリック医薬品も手掛けるアイスランドのアクタビス社の製品です。ミノキシジルの含有率は2%のものと5%のものがあり、保湿成分が含まれています。他社よりも、比較的リーズナブルな価格で販売されています。 「ロゲイン」は、現在はコストコのプライベートブランドのカークランド製ですが、高い人気を誇った発毛・育毛剤「ロゲイン」のジェネリック医薬品として展開されているものです。ジェネリック医薬品のため、価格の安さが特徴です。また、ローションタイプとフォームタイプがあり、使用感から選ぶことができます。

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内服するミノキシジル「ミノキシジルタブレット」とは

ミノキシジルはもともと、高血圧の治療薬であったことから、薄毛の改善のための飲み薬として、「ミノキシジルタブレット」が海外では市販されています。通称「ミノタブ」と呼ばれるもので、日本では承認されていなません。ミノキシジルタブレットを入手するには個人輸入をするか、クリニックで処方を受ける方法があります。

ミノキシジルタブレットは、ミノキシジルの含有量の違いにより、2.5mgと5mg、10mgの3種類があります。

関連記事:ミノキシジルタブレットは効果も副作用も絶大?その特徴を徹底検証

ミノキシジルタブレットの効果

ミノキシジルタブレットを飲み始めて2週間ほど経過すると、抜け毛が多くなるケースもあります。古くて細い毛を新しい毛が押し上げる、初期脱毛と呼ばれるもので、ヘアサイクルが正常化するまでの一つの段階です。服用開始から3~6か月経つと、発毛効果を実感できるケースが多いです。

細くてハリがない毛が抜け落ちて、新しい毛が生えてきたり、細い毛が丈夫な毛に変わったりします。さらに、これまで毛が生えていなかった場所にうぶ毛のような毛が生えることもあります。

関連記事:ミノキシジルタブレットはどれぐらいで効果が出る?気になる副作用は?

ミノキシジルタブレットの副作用

ミノキシジルタブレットは、もともと血管拡張剤として開発されているため、動悸や不整脈、めまいのほか、むくみといった副作用が起こるケースがあります。血管が拡張すると水分が血管の外に出てしまいやすくなるため、顔や手足などむくみが生じることがあるのです。また、外用薬と違い、局所的に作用するわけではないため、全身の毛が濃くなる可能性がある点にも注意が必要です。

気になる副作用が現れた場合は、ミノキシジルタブレットの処方を受けたクリニックなど、医療機関に相談しましょう。

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ミノキシジルタブレットの通販での購入方法

ミノキシジルタブレットは日本では承認されていないため、ドラックストアや一般的な通販サイトでは購入することができません。入手するにはクリニックで医師から処方を受けるか、個人輸入をする方法があります。

個人輸入代行を手掛ける業者のサイトを利用すると、通常の通販サイトのように手軽に入手することが可能です。しかし、海外から偽物が送られるといった被害に遭うケースも起こっています。有名なサイトを利用する、正規品保証がついているサイトを選ぶといった対策が考えられます。

ただし、ミノキシジルタブレットを個人輸入して、副作用が出ても自己責任になりますので、リスクを理解しておくことが大切です。できるだけ、クリニックで処方を受けるようにしましょう。

関連記事:
ミノキシジルタブレットを通販するならどこがいい?
ミノキシジルタブレットってどこで購入するのがいいの?

ミノキシジルタブレットの飲み方

ミノキシジルタブレットには、ミノキシジルの含有量によって、2.5mgと5mg、10mgの3種類があり、基本的には1日1~2回服用し、1日当たり5mg摂取します。薄毛の進行具合に応じた適切な容量のミノキシジルタブレットを服用するためには、医師の診断が必要です。ただし、ミノキシジルタブレットは未承認薬ですので、一般の医療機関では扱っていないため、取り扱いのあるAGA専門のクリニックなどを探して受診することになります。

また、ミノキシジルが配合された発毛剤のリアップは、第一類医薬品として認可されているため、一般用医薬品の中でも、安全上の注意が必要という位置づけです。ミノキシジルタブレットはミノキシジルを内服しますので、さらに副作用のリスクが高く、安全に使用するには注意が必要といえるでしょう。

関連記事:ミノキシジルタブレットの正しい飲み方を徹底調査!

ミノキシジルタブレットの商品

ミノキシジルタブレットを主成分とする製品には、アメリカのファイザー社の「ロニテン」があります。「ロニテン」のジェネリック医薬品はいくつかありますが、代表的なものはタイの企業による「ノキシジル」です。

「ロニテン」も「ノキシジル」も日本では未承認ですので、個人輸入などで入手することになります。

関連記事:ミノキシジルのジェネリック医薬品ってあるの!?

ミノキシジルとプロペシア、2つの発毛成分の違い

プロペシアは、厚生労働省の承認を受けているAGA(男性型脱毛症)の治療薬で、有効成分はフィナステリドです。男性ホルモンの一種のテストステロンと還元酵素Ⅱ型が結びつくと、ジヒドロテストステロンが生成され、発毛が抑制されます。フィナステリドには、還元酵素Ⅱ型の働きを阻害する効果があります。

ミノキシジルは毛包の毛乳頭細胞に直接作用して発毛を促しますので、フィナステリドは全く異なる仕組みで、薄毛を改善する成分といえます。

関連記事:ミノキシジルとプロペシアはどう違う?効果と副作用を紹介!

ミノキシジルとプロペシアに含まれるフィナステリド

ミノキシジルとプロペシアに配合されているフィナステリドは、薄毛に対して異なる作用順序を持つ成分です。ミノキシジルは包の毛乳頭細胞に直接作用して発毛を促し、フィナステリドは発毛を妨げる還元酵素Ⅱ型の働きを阻害する効果があります。そのため、薄毛の症状によっては、併用することで改善効果が高まることが期待できます。

ただし、ミノキシジルは血圧を低下させることがあり、プロペシアは肝機能障害を引き起こすケースがあるなど、副作用のリスクがあります。AGAクリニックなどで、薄毛の状態に合わせて処方を受けることが望ましいです。

関連記事:ミノキシジルとフィンペシアは併用すると効果的って本当!?

ミノキシジルは正しく利用しよう

ミノキシジルが配合された発毛剤を使用する際には、副作用のリスクを抑えるため、決められた容量を守ることが大切です。また、内服薬は日本では承認されていないため、ドラックストアでは販売されていません。個人輸入代行業者のサイトを利用すると手軽に入手できますが、クリニックで処方を受けて安全に利用するようにしましょう。

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