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リアップ 2018/08/31

リアップの副作用とは?使う前に絶対知っておきたい4つの副作用ケース

リアップ_副作用

薬局や薬店で購入できる発毛剤リアップですが、効果が認められている医薬品で副作用が起こることもあります。副作用があることがクローズアップされがちなため、リアップの使用に抵抗がある人もいるのではないでしょうか。今回は、リアップの副作用について解説します。起こりうる副作用について正しく知り、安全にリアップを使用しましょう。

リアップとは

リアップは、日本で初めて壮年性脱毛症における発毛効果が認められた医薬品で、1999年6月に発売されました。(2018年8月にはアンファー株式会社から、新たに発毛剤「スカルプD メディカルミノキ5」が発売されました。)使用にあたり医師の診察は不要で、薬局・薬店で薬剤師の説明を受けて購入することができる、第一類医薬品に分類されています。リアップが発売されたのは1999年ですが、医療用医薬品を経ずに直接一般販売されるダイレクトOTC医薬品の第1号であったことでも、当時注目を集めました。

リアップの効能

リアップの有効成分はミノキシジルで、効果・効能は「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」です。1日2回、清潔な頭皮に直接塗布します。リアップの容器は定量計測方式で、確実に1回の使用量が使える構造になっていますので、使い過ぎや不足が起こりません。

リアップは、現在ミノキシジル配合量5%のりアップX5プラスをはじめ、1%のリアッププラス、リアップ、リアップジェット、女性用のリアップリジェンヌの5製品が発毛剤として展開されています。発毛効果を得るには、継続使用が必要です。ミノキシジル5%のリアップX5プラスの場合は4か月、そのほかのミノキシジル1%のリアップでは6か月の継続利用で著明な効果が得られるという臨床試験結果が発表されています。

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配合成分ミノキシジルとは

リアップに配合されている有効成分、ミノキシジルについて詳しくみていきましょう。

世界90か国で使用されている発毛成分

ミノキシジルは、もともとは高血圧治療薬として開発が始められた成分です。しかし、臨床試験であらわれた副作用で、使用者に多毛がみられたことから、発毛剤としての研究が進められました。ミノキシジルは内服薬としては副作用が生じるため、副作用のリスクの少ない外用薬として用いられるようになります。

ミノキシジルの外用薬は、すでに世界90か国ほどで医薬品として認可されており、外用剤は壮年性脱毛症の治療に広く使われています。日本でも市販で購入できるりアップのほか、医療機関での薄毛治療にも用いられている成分です。

ミノキシジルの発毛のしくみ

ミノキシジルは、毛包の毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化することによってヘアサイクルを正常化し、発毛効果を発揮します。毛包の細胞増殖やタンパク質の合成に関与し、小さくなってしまった毛包を成長させることによって薄毛を改善していくものです。

髪の毛は、4~6年程度かけて抜けたり生えたりを繰り返します。これをヘアサイクルといいます。太い髪の毛になる成長期はおおむね2~6年間を経て、成長が止まる退行期を迎えます。退行期は2~3週間で、その後毛包が縮小し、髪の毛が抜ける休止期を迎えます。休止期から次の髪の毛が生え始めるまでには、3~4か月が必要です。このようなサイクルを繰り返しているのですが、何らかの原因で成長期の途中で髪の毛が抜けてしまうと、薄毛になってしまいます。

ミノキシジルが作用するポイントは2つあります。

1つ目は、現在髪の毛が生えていない、休止期の毛包に作用します。休止期から髪の毛が生え始める初期成長期への移行を早めます。リアップを使い始めると、産毛が生えてきたというのはこの効果が発揮されているためだといえます。

2つ目は、生え始めの初期成長期から、しっかりとした髪の毛へ成長していく後期成長期へ移行する段階です。髪の毛がせっかく生えてきても、毛包が縮小したままだとうまく成長できず、途中で抜け落ちてしまうことになります。そこで、毛包を成長させることによって、髪の毛の成長を支えてくれるのです。

関連記事:さまざまな発毛剤に使われている発毛成分ミノキシジルとは

リアップの代表的な副作用の症状

リアップの使用を検討している人や、使用中の人は効果と同時に副作用についても気になることでしょう。リアップには、皮膚のかぶれやかゆみ、ふけの増加のような局所的な皮膚の副作用が最多ですが、頭痛やめまいなどの神経系の症状や、循環器系、代謝系など大きくわけて4つの系統の副作用があらわれる可能性があります。それぞれ、どのような症状があらわれるのか知っておきましょう。

皮膚症状

リアップの使用により、頭皮の発疹や発赤、かゆみ、かぶれが起こることがあります。皮膚症状はリアップの副作用でもっとも頻度が高いものです。皮膚症状の副作用は、リアップのに含まれる有効成分のミノキシジルのほか、配合されているエタノールなどの添加剤によっても起こることがあります。成分があわず頭皮トラブルを起こしてしまった場合や、頭皮が乾燥している場合には、ふけの増加がみられる場合もあるでしょう。

また、皮膚症状の副作用は、成分に対しての過敏症状のほか、血行改善による影響もあります。いずれも、一旦使用を中止して医師や薬剤師に相談が必要です。頭皮に炎症を起こしたままですと、ヘアサイクルが狂いさらに薄毛が進行してしまいます。

循環器系の症状

リアップの成分ミノキシジルは、血管の拡張作用があります。外用剤として使用する分には大きな副作用は起きにくいのですが、人によっては動悸や胸痛があらわれたり、低血圧など血圧の変動を感じる人もみられます。循環器系の既往症のある人は、医師に相談しなければならないのはこのためです。高血圧の薬を服用中の場合は、血圧が下がり過ぎてしまう場合も考えられます。

日本及びアメリカでの市販後調査の結果、リアップの使用で重篤な症状が起こるという因果関係は否定されてはいるものの、異常があれば使用を中止して医師に相談しましょう。

神経系の症状

頭痛やめまいなどの精神神経系の症状があらわれることもあります。こちらも血管拡張による作用です。拡張した血管が神経を刺激することで頭痛が起こる可能性があります。また、血圧低下にともなっての頭痛やめまいを引き起こすこともあるため注意が必要です。

代謝系の症状

ミノキシジルの血管拡張作用は、腎臓にも負担をかけます。手足のむくみや原因不明の急激な体重増加は、腎機能の低下が疑われる兆候です。外用薬での副作用頻度は低いものですが、気になるむくみなどの症状があらわれた場合には、使用を中止して医師へ相談しましょう。

抜け毛が一時的に増えるのは初期脱毛

リアップを使用し始めて少し経ったら、かえって抜け毛が増えてしまい、副作用を心配する人もいるでしょう。しかし、これは初期脱毛と呼ばれるもので、副作用ではありません。初期脱毛は、ヘアサイクルが活性化されるために新しい毛が作られ始め、抜け落ちるべき髪の毛が増えるために生じるものです。頭皮トラブルがない限りは、発毛の効果と判断できますので心配はいりません。

関連記事:リアップX5プラスに多いと考えられる副作用3選

ミノキシジル配合のリアップに副作用がある理由

リアップに副作用がみられるのは、有効成分のミノキシジルによる血管拡張作用が影響しています。血管が拡張すると血流も増加しますので、局所的な副作用もあらわれやすくなります。副作用のメカニズムについて確認しておきましょう。

塗布した箇所で副作用が起こる理由

リアップは外用剤で、皮膚からミノキシジルが吸収されます。そのため、副作用は塗布した箇所に局所的にあらわれることが多いです。血管が拡張すると、血流が増加します。毛包は活性化される一方、皮膚表面でほてりが起こりやすくなります。もともと頭皮が乾燥している場合には、かゆみが助長されることもあるので注意が必要です。また、外用薬ですので、成分に接触することによるかぶれなどの副作用のリスクもあります。

全身の副作用が起こる理由

ミノキシジルは皮膚から吸収しますので、わずかながら全身に作用する可能性も考えなければなりません。ミノキシジルにより血管が拡がるために血圧の低下や頭痛、動悸などの全身の副作用が起こるリスクがあります。外用剤で、全身の重篤な副作用が起こる例はほとんどありませんが、関連する既往症のある場合には注意が必要な場合もあるため、使用については必ず医師に相談しなければなりません。

リアップの使用が不可な人

以下の項目に該当する人は、リアップは使用できません。

・過去にリアップやミノキシジルでアレルギーを起こした人
・未成年者
・壮年性脱毛症以外の脱毛症
・急激な脱毛や、髪の毛が斑に抜けている人

これらの人はリアップの使用により副作用が起こる可能性や、症状が悪化する可能性が高いです。過去にミノキシジルでアレルギーを起こした経験がある人は、再び使用するとさらにひどいアレルギーが発症するため、絶対に使用してはいけません。また、未成年者は壮年性脱毛症の可能性は低いうえ、臨床試験が行われていないため適用外です。

このほか、壮年性脱毛症以外の薄毛・脱毛に関してはリアップの効果はありません。急激な脱毛や、斑状の抜け毛も原因が異なります。

関連記事:リアップの添付文書から使用上の注意点をあらためて紹介!

リアップの使用において医師や薬剤師に相談が必要な人

リアップを使用する際に、医師や薬剤師に相談が必要な人もいます。主に副作用とかかわる部分ですので、該当することがないかしっかりと確認しておきましょう。

過去に薬や化粧品でアレルギーを起こしたことがある人

リアップの有効成分ミノキシジルや、液剤に含まれるアルコールなどでアレルギーを起こす可能性があります。どのような物質にアレルギーがあるか伝えたうえで、使用を相談しましょう。

高血圧・低血圧の人やむくみがある人

リアップの有効成分ミノキシジルはもともと高血圧に作用する薬ですので、血圧に影響を及ぼす可能性があります。また、血圧の変動によりむくみが悪化することもあるため、現在の状態について相談したうえで使用を検討する必要があります。

心臓や腎臓に疾患のある人

リアップの使用が心臓や腎臓に影響を及ぼすことがあります。治療中の場合は、担当医師に使用の可否を確認しましょう。

近親に壮年性脱毛症の人がいない場合

壮年性脱毛症は、遺伝の可能性が高いことが特徴です。親や兄弟に壮年性脱毛症の人がいない場合、そのほかの要因で薄毛や脱毛が起こっている可能性があります。ほかの原因がないかどうか確認していくことが必要です。

65歳以上の人

65歳以上の高齢者の場合、薬の代謝能力が落ちるだけでなく、副作用のリスクが大きくなります。壮年性脱毛症であっても、使用前には相談が必要です。

甲状腺の機能障害がある人

甲状腺の機能障害によって脱毛が起こっている可能性があります。脱毛の原因が壮年性によるものなのか、甲状腺によるものなのかを見極めなければなりません。甲状腺が原因の脱毛には、リアップの効果はありません。

関連記事:リアップの添付文書から使用上の注意点をあらためて紹介!

リアップの副作用と死亡例についての実際のところ

リアップには副作用があらわれるケースもありますが、もっとも懸念されることは危険な副作用があるのではないかということです。リアップを使用してみたいが、副作用に不安があり敬遠している人もいるでしょう。

過去に、一般用医薬品の副作用が疑われる死亡例があったことが明らかになり、その中にはミノキシジル製剤の使用歴がある例もみられました。特に、ミノキシジル製剤がもともとは血圧の治療薬であったことから、心臓に悪い影響を与えているのではないかという憶測も呼び、関連性があるとの誤解を招く報道が行われたこともあります。このため、リアップは危険というイメージをお持ちになっている人もいるかもしれません。

しかし、厚生労働省により、リアップによる副作用と死亡例との因果関係は否定されています。アメリカの2万例を対象とした市販後調査の結果や、外用時のミノキシジルの吸収率から考えても、循環器系の重篤な副作用は考えにくいからです。また、リアップ発売後の再審査においても、まれに全身への副作用がみられるものの、明確な因果関係は認められないうえ、すぐに使用を中止すれば問題ないという結果が出ています。

もちろん、関連する既往症のある人など、副作用のリスクが高い人は注意して使用しなければなりませんが、過度に重篤な副作用を心配する必要はありません。万一副作用と思われる症状があらわれた場合には、すぐに使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

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まとめ:リアップの副作用は皮膚症状が中心

リアップの副作用は、ほてりやかゆみなど主に皮膚に生じる局所的なものが中心です。ただし、わずかながら全身的な副作用があらわれるケースもあります。心臓や血圧、腎臓などに持病がある場合には、自己判断で使用せず、医師の判断を仰ぎましょう。万一副作用が起きた場合には、すぐに使用を中止すれば危険なことはありません。

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